BCチェッカー、ひばりパルス ベーシックはともに波形分類をメインにした加速度脈波計です。
「血管年齢」という言葉が世の中に先行しているため、血管年齢を測定することが第一義だとお考えのユーザー、および測定結果のデータ再現性は完璧(複数回測定して結果が同一)だと誤解されているユーザーがいらっしゃるようですが、実は違います。
お客様には製品ご購入前に以下の箇条書きをご理解いただくよう、お願い申し上げます。
✕ BCチェッカーは血管年齢を測定する装置
〇 BCチェッカーは加速度脈波を測定する装置
✕ 加速度脈波を含む脈波の測定結果は常に同一
〇 加速度脈波を含む脈波の測定結果は変動が激しい
1.波形分類で測定を
加速度脈波系数(スコア)、や血管年齢はデータ再現性が低いため、イベントなどの会場でたくさんの人を測定するには便利ですが、一人一人のデータを詳しく観察する場合は、波形分類(A+~G-まで22波形、またはA~Gまで7波形)を中心に行うことをおすすめします。血管年齢はあくまで参考程度にとどめてください。
BCチェッカーは1回の測定で5回分の波形を分析して代表波形を選出します。スコアの数値は5回分のスコアの平均値です。
5回ともA+の上で代表波形がA+の場合は、測定結果の信頼性が高いと言え、もう一度すぐ測定すると近い値が出ることが想定されます。
一方、代表波形がA+でも1回から3回までA+、4回目はB、5回目はCの場合、脈が乱れていますので、もう一度測定しますと、大きく違う値がでる可能性があります。
これに対し、BCチェッカーの場合、上記算出法をベースに実年齢から大きく乖離しないよう調整しています。
いずれにしましても、データ再現性は低いことをご理解ください。
2.インデックスモードで測定を
BCチェカーにはガイダンスモードとインデックスモードがあります。
インデックスモードはご存じでしょうか。電源を切り、登録ボタンを押したまま電源を入れると測定画面になります。
登録ボタンと選択ボタンを使ってカーソルを移動し、インデックスの下にカーソルをもってきて登録します(マニュアル参照)。
インデックスモードでは測定後、選択ボタンを軽く押すと画面が切り替わり、5波形分の測定結果が出てきます。
5波形の波形分類がどれだけそろっているか、波形が乱れてないかなど、今回の測定がどれくらい信頼性あるかを評価できます。
比較的正確に測定した結果のみ有効。他は無効としていくことで、相対的に高いデータ再現性で測定できるものと思います。
ひばりパルス ベーシックは通常測定で5波形の結果が見られます。
3.まとめ
以上、BCチェッカー、ひばりパルス ベーシックともに波形分類の方が血管年齢より、データ再現性が高いですが、波形分類のデータ再現性も完璧ではありません。
測定環境により、測定結果が変動することがございます。
当ブログにもこれまで測定上の注意点を説明しました。しかしながらどれだけ正しい測定方法で測定しても、データ再現性が完璧になるわけではありません。
当ブログにもこれまで測定上の注意点を説明しました。しかしながらどれだけ正しい測定方法で測定しても、データ再現性が完璧になるわけではありません。
このような状況を踏まえ、工夫しながら加速度脈波を測定していただくことをおすすめいたします。
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